生きるうえでの真の喜びとは何なのでしょう？….それは一切のジャマが入らない「完全に自由な動き」のことなのです。

もし、あなたが「今ここの自分」を１００％喜べないのだとしたら、何らかの不自由さを感じているからではないでしょうか？

１００％の喜び、それは何のジャッジも審判も入らず、思考による分析や判断もなく、自己表現できる自由であり、恐れも不安も罪悪感もなしに存在し続ける自由のことです。

各自における動きの完全自由さ、これが真の喜びであるし、「中庸の感覚・感性」そのものです。

中庸の状態は、常に「全て（生と死も含む）」から等しく離れており、全ての現実状況や思考や感情や波動や気分や時間（次元）から離れており、ゆえに全てからフリーであり、全てを超越した「最高最大の聖域」なのです。（この聖域のことは「メギドの火」にも書きました）

なぜ中庸の状態が最も偉大な喜びの在り方なのでしょうか？

あなたが中庸の感性の状態にあるとき（真の喜びの状態にある時）、あなたは無限のいのちの流動の中にいることになるからです。

その流動の中では、嫉妬・怒り・苦痛・あるいは闘争といったものが入り込む余地がない。

あなたが中庸の状態にある時、誰かを憎むことも、責めることも、恨むことも、傷つけることもむずかしい。中庸という最も高次の状態にあるとき、あなたは自己の周囲の全てと調和している。

あなたがいのちと共に中庸の感性にあるとき、後悔も、不安も、不足も感じない。中庸であるとき、あなたは満ち足り、豊かに充実し、無限叡智（無限DNA情報）とオリジナル創造性が、まるで巨大な泉のようにあなたの内面からあふれ出す。

中庸の感性の状態であるとき、あなたは深い内面から鼓舞され、励まされ、勇気をもらい、感性の深みへと達する。

中庸の状態が深まるほどに、あなたの人生は素晴らしい夜明けのような状態に向かう。自由で、情熱的で、強烈なものとなっていく。全てがタイミングよくもたらされる。

中庸の感性と共にあれば、あなたは年老いることが止み、無限に生きることになる。というのは、人生がもはや単調で淋しくて辛いものではなくなり、ますます冒険や経験や「こころざし」を自由に楽しんでいくからです。

中庸の感性が生まれてくるのは、動きの自由からです。逆に言うと、動きの自由がある状態なら、中庸の感性になっているのです。

人生のなかで、自己への中庸な愛ほど偉大な愛はありません。自己への中庸愛なくして、自由というものは存在しません。

繰り返し言います。この世の全てが中庸から創造されています。

その全創造が物理次元においては、相反するベクトルの動きの調和によって構成されている。

生と死という究極の二極ベクトルさえも、崩壊と新生という二極ベクトルさえも、中庸から発動されている。

それも見事なまでにバランスよく二極調和して発動されている。

つまり、あなたが中庸の感性の状態であれば、生死の限界や制限を超えることにさえなるのです。これが宇宙の最高機密です。