いいこと(?)をする
昨日、「風まかせ」について書かせて頂きましたが、「風」には自然界の情報が含まれていますから、その情報を感じ取る感性が大切。その情報を自己の羅針盤にしていくことが「風まかせ」ということです。
風まかせは、適当に無意識にユラユラ揺らいでいればいいということではなく、風を感じとり、その風にゆだねて「臨機応変になっている」ことが風まかせという意味なのです。
(今日の内容は、その時間が来たらブログがアップするように「タイマーセット」しました。今、大阪にいます)
どんなに素晴らしい思いであっても、強くなりすぎたり、熱くなりすぎると、エネルギー的に重たくなってしまう。イキイキしなくなる。
思いが重たくなって、沈み込んでいく感じの「思いこみ」になってしまう。
やっかいなのは、「いいことだ!正義だ」と思っていることに対する「思いこみ」のほうです。
環境問題、人道的な問題などにしても、強い思いこみで行うと、自分が絶対的な正義になり、気持ちに余裕がなくなり、まわりの人との間に不要な軋轢(あつれき)をつくったりする。
「いいことだ」という考えにとらわれてしまうと、キャパが狭くなって、そうでないものを極力排除しようとしてしまう。本当は悪いと思うものからも色々と学べるのですが、そこに気づく余裕もなくなるのです。
皮肉なことですが、いいことをする人同士は、微妙なところで意見が合わないことが意外と多いそうです。
ある掃除のボランティア活動をしている人のお話ですが、ボランティア活動を広げることについて話し合いをしようと皆が集まると、カンカンガクガクと意見が出て、なかなかまとまらないそうです。
その人は、「善人が集まって善行をしようという時より、悪人同士でいっしょに悪行をしようとする時のほうが、実によくまとまる」・・・のだそうです(大笑)。
「いいことだ!」いう思いこみが強いと、それを実践することへの「こだわり」も各自が強くなり、楽しくイキイキとはできなくなるのでしょう。
それと同じで、「弥栄にまことを尽くす」とか「全体のために愛で貢献する」という私たち」の意志も、それが「いいことだから」という思いで重たくなってしまうなら、大きな「とらわれ」を作ることになる。
もし、善きことを成そうと思うなら、思いをなるべく重たくせず、底に沈めないことです。
必要以上に深刻に考えることをせず、食事を作ったり、お風呂に入ったり、掃除をしたりという日常の行動と同じ線上に「いいと思うこと」をていねいに置くくらいでちょうどいい塩梅(あんばい)になります。
緊張も義務感も抜けて、風通しがよくなります。
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