出しきらない感
私たちが、本来もっと出せる力や能力を出さずに終わる時、それは深い部分での「自信喪失感」となります。「自己の尊厳」を失くすのです。(先日のメルマガの文章です。)
この「出しきらない感」は劣等感になり、自己への愛を失くし、そして、万物万人への愛も失くし、当然生きる底力が弱くなります。
この世の全てに対する愛が弱くなる・・・。だから、全てに貢献する気になれないのは当然です。
そして悪循環が始まります。「出しきらない感」によって自信喪失になっているのに、ますます出しきらなくなっていくのです。
もっと出せる能力を出さず、それに基づく行動ができず、各自の深層意識においてのさらなる不満を残すことになります。
その「出しきらない不満足感」は、他から何かを得ることで解決できるはずもありません。
それを解決するには、本来もっと出せる気(愛の気)を心底から湧き上がらせて、この世のあらゆるモノゴトに貢献していくことでしか解消できません。
要は、その時その時に「いのち」を愛と喜びで出しきっていくことでしか解消できません。使いきっていくことでしか解消できません。
それなのに、「何かを得て所有」すればいいのだと勘違いをして、「欲しい」を次々と連発していく。もっともっと新たなものを欲しがっていく。でも、「出しきらない感」という不満は解消されていない。
この個人による自信喪失感(出しきらない感)が、いかに社会全体にも影響を及ぼしているかといいますと・・・
「出しきらない感」「自信喪失感」の反動で、もっともっと新しいものを欲しがる個人のニーズに応えるためには、生産側は必死で他と競争し、新しいものを作り続ける。
高い志で創作するような心の余裕はなく、愛を込めている暇もなく、とにかく新しいものを次々と無数に作るしかない。
作っても、作っても、消費者はすぐに飽きてしまうから、儲けが追いつかない。
次へのアイデアやネタがあっても資金力が追いつかない。
経済界や企業に、こんな連鎖が起こっているようです。
もちろん、私たちの意識がこのような経済世界を作っているのです
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