苦難を乗り越えるの?

| すぴりちゅあるブログ

のあ今朝は本気で腹が立っています。怒りではなく、「意駆り」です。
あるお坊さんの新刊のタイトルが、【苦しみを乗り越える】的なものだったから。
苦しみを乗り越えた先に、幸せが待っている?NO! NO! NO!
お坊さんがこういうことを発信していることに無上のいかりを感じました。ま、お坊さんの中には、苦行が好きな人が多いからかもしれませんが、ブッダも最後は苦行は捨てましたから。

苦しみに取り組むクセがあるかぎり、また別のタイプの苦労を創るだけ。
時間を直線でとらえる思考がある限り、ここを乗り越えないと先に行けないと思っているのです。エゴは、こういう苦しみに取り組むことや、問題に取り組むことが大好きなのです。生きている興奮を味わえるからかもしれません。

でも、私の内なる中心(虚空)からはそういうメッセージは来ません。苦しみは乗り越えるものではなく、単にそれを手放すだけ。その閉じた世界から、外の至福の波動世界へ出るだけ。苦労の世界と至福の世界は別々の波動だから。乗り越えるというより、【乗り換える】ものなのです。これがノアの方舟の意味です。

思考の世界に生きるエゴは、いい・悪いという思考が大好きです。すぐにモノゴトに対してその解釈をし、二つの世界に分けていきます。よいと判断したモノゴトはOKで、悪いと解釈したことはOKできないから、そこを問題視し、そこを否定しながら闘うという取り組み作業に入る。

もともと、宇宙にも虚空にも「いい・悪い」という分断はない。ただひたすら愛でしかない。でも、思考に生きるエゴは、問題だと解釈した出来事にとりくんで、それを変えようとする。それは無理です!
いったん起こってしまったことの全ては、今はもう完了して虚空に消えているから。現実的な結果をあなたによって観察された時点で、その結果はすでにあなたの周囲からは消えている。本当はもう今のどこにもない。あなたの記憶の中にしかない。実体はない。でも、記憶をリアルに残しているから、自分自身が記憶を反すうして何度も何度も同じ幻想を創り直して見るのです。「いい・悪い」という思考や視点を握りしめたままで!

ちょうど映画館の外はすばらしいお天気という本当の現実なのに、館の中では暴風雨のストーリーを観ているようなものです。あなたにとって、その映画内容の幻想が嫌なら、そこから出て、本当の現実を観ればいいだけ。ちゃんと【本当の現実】を直視すればいいだけ。そこには楽園しかないのだから。

本当の今という現実は、時々刻々と変化し、進化発展している。でも、あなたは記憶に生きている。モノゴトは一瞬「そうである」だけで、二度と同じ瞬間はない。一瞬だということを忘れてはならない。現実は常に新しい。常に変わっているのに、あなたの世界だけは、さっきの記憶によって同じ景色を再放映する。

◆ものごとを、いい・悪いに分類する思考を捨てる。
◆この現実世界に起こるものごとは、ここが最終結果だから、それ自体は壊れる運命しか残っていない。あなたが見た時点で、すでにもうそこには無い。虚空に還っている。そして、新たな未知がすでに起こりつつある。それを受け取るために、あなたは空っぽであるべきです。記憶の世界を握っていては、新たな至福現実は入ってこられない。

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