泣くというエクスタシー
何の概念もなく、何の解釈もなく、何の理由もなく、純粋に一生懸命けなげに生きる様子、これが森羅万象の自然な本来の姿だと思います。
今までの私たちは、人生を生きていたというより、単に「概念」を生きていただけではないでしょうか?
人生の模範という「概念」を生きていただけではないでしょうか?
「概念」を生きることによって、社会に沿って生きていると思いたかったのではないでしょうか?
「概念」という教科書を実践することで、人生を生きているつもりになっていただけではないでしょうか?
あるいは、やみくもに頑張ることが一生懸命だと勘違いし、そうやって人生を真剣に生きているフリをしていただけではないでしょうか?
頑張っていることで、不安から逃げたかっただけではないでしょうか?
あなたの「生きがい」を人生に見つける必要は全くない。なぜなら【人生すべてが生きがい】だからです。
人生は何の理由もなく、初めから終わりまで幸せでしかない。それが宇宙の本質でしかない。そう思えないなら、そう思えない「概念」に執着しているだけです。
何の理由もなく至福であるという「人生のまこと」に対して、ただ純粋に向き合うとき、何の「概念」もなしにただ受け入れて噛みしめるとき、それが自然に極まって、自ずと【泣く】という表現が起こってくる。
原因や理由のない【泣く】は、人生最高のエクスタシーなのです。
「概念」なしで、ただ全一に、まごころをこめた状態であるとき、あるいはそうなったとき、人は【泣く】。
浅田真央さんにも【泣く】が起こった。内なるギフトがもたらされた。
ショートプログラムのときは、結果(メダル)へのプレッシャーという「概念」があったため、苦悩しか起きなかった。でも、そのおかげで、フリーにおいては全身全霊で突入して向き合おうという思いになった。
フリーでは、ただただ「今」のなかに全身全霊で突入し、純粋に愛とまごころで全一に向き合ったのです。
そして結果(メダル)という「概念」からではなく、ただ【生身の人生の一コマ】を愛おしんで全うし、自己の全てをその人生の瞬間に純粋に100%投入したとき、彼女に【泣く】が訪れた・・・。金メダルの上をゆく「光のメダル」が【泣く】でした。
もし、このように、結果も目標も抜きにして、自分にギフトされた【人生のひととき】にまごころと愛で突入できたら、それが「まこと」の人生を生きたといえるのではないでしょうか。どうしても目的があるとしたら、それが宇宙の目的ではないでしょうか。
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