真田十勇士
本日、名古屋の中日劇場での[真田十勇士]を観劇してきました。
上川隆也主演だということしか知らずに行ったのですが、里見浩太郎や賀来千香子や、その他名前は知らないけれどTVによく出てくる俳優さんも沢山おられました。不思議なことに、本物の真田幸村が逝去した日(5月7日)が上川隆也の誕生日だとか。
小さな頃に読んだ本によって(ストーリーの詳細も忘れていましたが)真田幸村にあこがれていた記憶が残っていて観劇に行く気になったのです。でも、途中で気付いたら、『ああ!これって悲劇だった!ハッピーエンドではなかった』と思い出しました。案の定、ラスト近くは涙が出そうになって、そして人類全員の深い記憶になっている【男性性】の苦しさに触れた気がしました。
でも、ハッピーエンドではないものの、そして単純なストーリーにもかかわらず、演出が素晴らしく、忍者が戦う場面も殺陣(たて)の構成が見事でした。
自然にスタンディング・オベーションになり、カーテンコールが6回!!!今までに私が体験した最多回数が3回でしたが、今日は6回。客席の明かりがついても、全員が立ち上がったまま拍手が鳴り止まず、名残りを惜しむかのように誰も帰ろうとしない。
そのときフッと感じたのですが、『今日はお彼岸。真田十勇士を単純に偲ぶ意味もあるけれど、人類がこのような男性性の時代の終焉を感じ、祝っているのかな。でも、ちょうど行く夏を惜しむように、どこか淋しくもあり、過ぎ去るものが名残り惜しいのかな』と。
私の個人的な魂の【男性性】の部分も相当に癒されました。戦国の世をただ死ぬためだけに生きた魂たちを、思いっきり表の舞台で表現してあげることで、演じる側も見る側も心が洗われていったのかもしれません。(予測していなかったけれど、よいお彼岸になりました。)
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