どうしても時間を直線としてとらえてしまうクセが抜けない人に朗報です（笑）。
こう考えてみて下さい。ものすごく収縮力が強い［細いゴムひも］があるとします。（適切な画像がなくてゴメンナサイ！）。この細い頑丈なゴムひもが無数にあって、そのゴムひもが最初は誰も引き伸ばしていないために、全部収縮した状態＝［ゴム点］の状態になっているとします。

その無数の［ゴム点］の全てが一箇所に融合して集まってひとつの固まりになったものが【空】＝【ゼロポイント】だと理解して下さい。（この画像でいうと、デカイほうのキノコです。）無限無数の特徴ある［ゴム点］が集まって固まりになって、【全体ひとつ】になっているのです。この中から、あなたが体感したいと望む［あなただけのオリジナルなゴム点］（オリジナルな結果）を選ぶとき、そのゴム点はビヨ～～～ンと伸びていきます。（画像では２個の小キノコしかありませんが）

このビヨ～～ンと伸びた状態が【時間の流れ】です。時間の流れとは、距離の移動であり、あなたが動く距離のことですから、つまりは［あなたの現実体験］を【味わう範囲】のことです。あなたが味わいたいと願って選択した【具体的な事柄＝具体的な結果】を、色々な経過、プロセス、ストーリーとして【体験する範囲】のことを時間というのです。時間と空間と次元は同じ意味なのです。

気付いて頂きたいことは、無数の出来事という【結果】の［点］がすでにあって、【ゼロポイント＝空】はそれを具体的に体験するために［味わう範囲］を設けたのだということです。それが今ここに在る［時間空間］ということです。ゴムひもがちょっとだけ伸びた状態を高次波動（憧れ理想の想像世界）といい、最も長く引き伸ばした状態が具体的物理次元です。でも、物理次元までビヨ～～ンと伸ばすからこそ、物理的な肉体の五感を使ってじっくりと味わうことができるのです。

もうお分かりだと思いますが、『あんな体験をしたい。でも・・・失敗するかもしれないから怖い！』という考えが浮上するとき、実は全く違う２つの［点］をあなたが同時に選んでいるということです。あんな体験をちゃんと味わえる自分という［ゴムの点］と、結局は怖がって味わうことをしない自分という［ゴムの点］、この２つの［点］を同時に選んで、それぞれの［時間ゴムひも］をビヨ～～ンと伸ばそうとしているわけです。物理化する以前の途中段階までは２つの［点］から時間ゴムひもを同時に伸ばせますが、物理次元では相反する２つを同時体験できないから、必ず何らかの［ひとつの点］に絞る必要があります。

肉体を持っている個人的エゴのあなたが行なうことはたったひとつ。その瞬間に湧いた素直な思いや欲という［ゴム点］を選ぶことだけ。それなのに、その［ゴム点］を自力で全部ビヨ～～ンと引き延ばそうなんて思うからシンドイのです。引き延ばすのは宇宙のシステム（父母原理）がちゃんと行ないます。つまり［ゴム点］自体が勝手に線のように引き伸ばされてしまうから、あなたはそのゴム線の上を歩むだけ、つまりちゃんと実行、実践、行動していくだけでいいのです。

あなたが光と闇に分断されることなく、つまり一切の葛藤なく、スコーンと［点］（結果）を伸ばすことが大事です。自分の中に、【良い・悪い】という二極が戦っているとき、迷い、葛藤、混乱が起こり、その時に味わいたい［点］を引き延ばすことができなくなるのです。あなたの意志が決まらず、体験を味わうという決意がグズグズと停滞しているわけですから。

いかなることにも、あなたの【内面における二極の融合】が本当に大切です。そして今後も永遠に二極はなくなりません。宇宙から二極がなくなってしまったら、融合させるための材料も消えてしまい、宇宙自体の創造が一切できなくなります。二極のどちらかを否定すると、それだけで創造が不可能になるのです。二極をなくすのではなく、それらを存在させたまま、融合ブレンドするから現実が誕生するのです。創造、現実化、子産み、「虎の子」産み（金銭創造）、あらゆる物理次元の発展創造は、二極原理がもとになっているのですが、これが父母原理です。宇宙自体も、【空】の父母原理の融合（SEX）から生まれたのです。これが変容のための錬金術です。