願望や欲求や要求、それはどんな種類であっても、何であっても、全てが等しく崇高です。そして、それは段々と洗練されていき、徐々に高次の願望になっていくようになります。よりまことに近づき、より善きものになり、より美しく、より愛に満ちたものに進化していきます。さらに真善美愛へと進化するのですが、これを弥栄と呼びます。生理的な飢えと同じく、願望や欲が何であれ、それは叶えてあげるべきものです。その経験を通じて、弥栄とは何かを知っていくことができるからです。

ところが、生理的な飢えに関してはちゃんと満たしてあげるのに、夢や願望となると何となく【実行する気】が失せるのは何故でしょう？疑ってしまい、諦めたくなってしまうのは何故でしょう？
あなたの迷う心、分析する心、抑圧する心によって、あなたの存在そのものが【全体的】ではなくなるからです。

生理的な欲求の場合、『今、私は水を飲みたい。でも、飲みたくない自分もいる』などということは起こらないはず。『今、とても眠い。でも、眠くない自分もいる』などという奇妙なことは起こらないはず。
水を飲みたいのは全身（全霊）でそう思うからであって、どこか身体の一部が拒否するということはありえない。
眠いということも、全身にとって休みたいからであって、手足だけは起きて動いていたい！などということはありえない。【全体的】にそうしたい！というあなたになっている。まとまっている。ひとつに統合されている。

全ての要求は、【全身全霊】でそう思っているからこそ起こってくるのです。それなのに、欲や願望が別のことになると、急に頭やマインドが判定を開始して、あなたの【いのちエネルギー】を分断し始める・・・。
要求・願望・願い・夢とは【全体的】なことを指すのだから、あなたが【全体的】にまとまって統合されていれば、叶えるための行動に移せるのです。何を為すにしても、あなたのいのちが【全体ひとつ】【全体的】であることが不可欠です。あなたの内側で分断がないこと、否定がないこと、愛エネルギーが束ねられて一つにまとまっていることが大切です。

願望を叶える、夢を叶える、何かを受け取る、すべてが【全体的】であるべきです。内部分断や内部抗争がないことが重要です。
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