■初発の嫉妬
「遠隔神儀」の皆様へ

 

今日のブログの後に、
簡単な補足がございます。

 

 

……………………..

 

 

エゴを浄化して癒す時や、
創造主と同じイノリをする時には、

 

 

必ず「真の中心」
（＝魂としての立ち位置）から行って下さい。

 

 

そのためには、常日頃から
「真の中心」としての自覚・認識を怠らないで頂きたいのです。

 

 

でも、いまだにご自分の立ち位置を
「偽の中心（個人）」に置いたままの方が少なからずいらっしゃるようです。

 

 

無意識のクセですので、
いつもいつも意識して、完全に直していかないと、何をやっても失敗に終わります。

 

 

世の中には、色々な決意を
する人がいらっしゃいます。

 

 

例えば

 

 

「私って怖がりだけど、
何とか頑張って勇気ある自分になるわ」という決意。

 

 

「貧困感・欠乏感を感じやすい自分だけど、
何とかして豊かなバイブレーションを実感できる自分になってみせる」という決意。

 

 

「すぐにカチンときたり、カーッとなってしまう僕だけど、
何とかして穏やかでアイに満ちた自分になるぞ」というような決意。

 

 

つまり、今は「アイではない自分」だけど、
それを何とかして

 

 

アイの自分へと高まろうと決意し、
その努力に入るわけです。

 

 

でも、
これでは

 

何も
変わらない！

 

 

貧乏性の自分が、
富裕な感覚の自分には決してなれません。

 

 

怖がりな自分が、
勇気ある自分には決してなれません。

 

 

感情的な自分が
アイの自分には絶対になれないのです。

 

 

え？
なぜかって？

 

 

それは、それぞれの自分が現れる「ポイント」が、
全く別個で、異なっているからです。

 

 

エゴが現れるポイント、
アイの魂が現れるポイント、

 

 

この二つの「ポイント」は
別々にあるからです。

 

 

ですから、豊かな波動の自分、
勇気ある自分、アイの自分は、

 

 

別途、
全く新しく
生み出すしかないのです。

 

 

そして、すでに現れてしまっているエゴは、
癒してあげるしかないのです。

 

 

古い著書や、
５年前のブログにも書いたのですが、

 

 

今あらためて必要な情報ですので、
「二つの中心」について書かせて頂きます。

 

 

「真の中心」を自覚し続けることがいかに大切か、
分かって頂ければ嬉しいです。

 

 

今一度、エゴが発生する由来を
知っておいて頂こうと思います。

 

 

今世のエゴが発生するのは
あなたの幼少期からです。

 

 

エゴのシステムは
子供の頃から起こっていきます。

 

 

どの赤ちゃんも、母の子宮の中では
（宇宙空間の中と同じで）この上なく深い至福に満ちています。

 

 

完全に母親の空間と調和しており、
母親と別な存在であることなど全く知りません。

 

 

子供には、まだ「自他の区分」というような
境界線が確立していないため、

 

 

母親が健全なら、
赤ちゃんも健全です。

 

 

母親が不安なら、
赤ちゃんも不安になります。

 

 

まさに自他一体の
境地なのです。

 

 

母親の状態が何であれ、
子供にとって「境界線」が全く無いということ自体は、

 

 

最も純粋な至福状態です。
全一（つながり）の実感があるからです。

 

 

ところが、それは
必ず失われていく運命にあります。

 

 

子供は母親との完全なる結婚の状態にあったのですが、
今それは失われ、母とは離れてしまいます。

 

 

子宮の中では、母親が自分自身であったのに、
誕生後は、

 

 

「自分とは何者か」を
自分で見つけ出さなければならなくなります。

 

 

子供の全存在は、
「自分とは何者か」を知るための

 

 

探究の旅と
なっていくのです。

 

 

早いうちから子供には、
必ず世間からの訓練が施されます。

 

 

自然のままではいられないことが
強要されていきます。

 

 

決して真の愛からではなく、
「良い子」にするという操作支配から強要されるのです。

 

 

※これは、あなたに関する実話です。
「よその子」の話ではありません。

 

 

世間は色々なことをして、
子供をその「自然な中心」から連れ去ろうとします。

 

 

結果、子供のマインドに、
新しい「別の中心」が作り出されてしまいます。

 

 

本来の「自然な中心」ではなく、
人工的に作られた「偽の中心」が作られるのです。

 

 

まっ最初、子供は自分の
【周囲のもの】に気づくようになります。

 

 

そして、「このオモチャは自分の物」
「このママは自分のもの」というように、

 

 

子供は色々な「所有」を
開始し始めます。

 

 

これが、私たちの自我（エゴ）の
中核構造であり、骨組みです。

 

 

幼い子供は、その可愛い仮面の下で、
実に嫉妬深く、所有欲が強いのです。

 

 

ほとんどの子供は、
自分のママやオモチャを守ろうとし、

 

 

その上に、ありとあらゆるものを
他の人から上手に（時に暴力的に）取り上げようとします。

 

 

自分の所有物に執着し、
なわ張りと支配権を主張するようになっていきます。

 

 

いったん【自分のもの】という所有の感覚が入ったが最後、
あなたの人生は

 

 

大人になってからも、
競争・闘い・暴力・攻撃・苦闘の連続となるのです。

 

 

次に来るのは
【私】の発生ですが、

 

 

これが「偽の中心」からの
発生になっています。

 

 

「これは私のもの」という感覚を通じて、
ある日、突然、子供には

 

 

「所有物の中心、
それが私だ！」

 

という「思考」が
現われてきます。

 

 

所有物が子供の縄張り（境界線）となり、
【私】に関する新たな思考が出てくるのです。

 

 

そして、この【私】にドンドン慣れていくと、
縄張り（境界線）の外側に居るのが

 

 

【あなたたち】という
他者になっていきます。

 

 

縄張りを守る？
まるでヤクザのよう・・・。

 

 

子供にとって、縄張りの外に居る
「他者」が明確になるにつれ、

 

 

自と他は分断され、
物事はバラバラになり始めます。

 

 

人生そのものがバラバラになっていきますが、
この状態が大人になっても引き継がれていくのです。

 

 

実際のところ、私たちの意識には分断がなく、
大いなるひとつだったのですよね？

 

 

「無意識」と「醒めた意識」との間にも
分断は無かったのですよね？

 

 

でも、分断が起こったのは、
あなたの「真の中心」（純粋なアイの創造意識）がどこかに追いやられ、

 

 

「別の中心」が作られ、その「偽の中心」のエゴから
生きていくようになったのです。

 

 

世間や大人や社会から教え込まれた
「偽の価値観」に従って、「偽の生」を生きています。

 

 

あなたが葛藤し、苦悩し、
いつも緊張しているのなら、

 

 

先天的な「真の中心」と、
後天的な「偽の中心」と、二つの中心を持っているからなのです。

 

もし、真の中心から生きていくなら、
真の中心である魂はますます成熟し、発展することができますが、

 

 

偽の中心は未熟さを肥大化するだけで、
成熟はしません。幼稚なままです。

 

 

思考と知識の蓄積を肥やしたり、
お金の蓄積を肥やそうとしたり、

 

 

成功のカタチは肥大化させますが、
アイにまでは成熟できず、精錬されることもありません。

 

 

世間や社会があなたに行なってきたことは、
「真の中心」に対して無意識にさせることばかりでした。

 

 

とにかく「外側の成果」を追いかけることに
成功のイメージを持たせるのです。

 

 

スピリチュアル業界にも、
そんな方がいらっしゃいます。

 

 

こんなことに気づかないようなら、
まるで奴隷のような人生です。

 

 

あなた自身が「偽の中心」の奴隷でいることをやめ、
唯一無二の真の中心、自分の真の根源、

 

 

そこに再び根付くことでしか
自らが救われる道はナイのです。他者も救ってあげられません。

 

 

次回の更新予定は
８月２９日（火）です。

 

………………………

 

 

遠隔神儀の皆様へ
（補足）

 

とにかく、嫉妬した相手への
「ありがとう～！」が本当に大事ですので

 

あなたの「真の中心」から
相手に向けて

 

 

真の感謝エネルギーを
全身全霊で
かんじていって下さい！

 

 

２４日に「神名」をお知らせした男性神のほうですが、
実の兄の活躍に対して、相当に嫉妬した神です。

 

 

そして兄だけでなく、
ご自分にとって不都合な神々に対しては

 

 

かなり卑怯な「だまし方」で
高天原から追い払うこともなさった神です。

 

 

女性神のほうは
それよりも軽い嫉妬ですが、

 

 

夫の活躍に対して
足を引っ張るような嫉妬心をお持ちでした。

 

 

細かいことはさておき、
私たちの遠い祖先である神々、

 

 

彼らの初発の嫉妬（＝記憶エネルギー）を
丁寧にハート空間（真の中心）に受け入れていきたいと思います。

 

 

２９日（当日）は
どうぞ宜しくお願い致します。