二種類の覚醒
自我は、限界だらけの不自由な「毛虫」のようなもので、
その毛虫が、やがて自我のカラを破って「蝶」に変容して飛翔する時、
まさにこれが
魂としての覚醒に例えられます。
ずっと自分は毛虫だと思ってきたのに、
破れたカラの中から蝶の姿が一瞬見えた時、
「あ!」という驚きが
全身を走ります。
その一瞬だけ垣間見えた状態を
【いちべつ】したと言い、
一般的には、これを覚醒と呼ぶことが多いのですが、
まだまだ本格的な覚醒ではありません。
なぜなら、自我のカラをくっつけたまま、
そこから限界も超えず、飛ばずにいる蝶なら、自我の毛虫だった時と何も変わらない。
たしかに自らが「魂だ」と気づいたし、
覚醒したけれど、
そして他の毛虫から見たら
「すご~~い」と称賛されるかもしれないけれど、それがどうした?
つまり、自分が蝶だと気づいたままで、
そこで一生を終える場合もある。
神だと悟って、腑に落ちて、そこで満足してしまう。
ただのメッセンジャーで終わるなら意味がない。
もっと大切なことがあります。
さらにグレードアップした覚醒をし続けないなら、魂の進化は止まるということです。
つくづく覚醒には
二種類あるのだと分かってきます。
著書「深・神ながらの道」の余白に、ボールペンで
「覚醒する、それは魂を奮い起こすことなり」と、自分でメモったのを見て、改めてそうだと思いました。
魂こそが自分だと単に気付き、
単に実感しただけでは半覚醒です。
しかも「覚醒した」
という「過去形」です。
日々、ますます魂を奮い起こして、全体繫栄に貢献する喜びで満杯になっている、
つまりますます覚醒しているのが、本来の魂です。
覚醒した(過去形)、
覚醒している(進行形)、この違いは大きいです。
発展進化とは
「進行形」のことを言うのですから。
イノリによって、ますます魂を奮い起こし、
もっと揺さぶり起こし、さらなる喜びに打ち震えさせ、エネルギッシュに覚醒していて下さい。
常に奮い起こす、揺さぶり続ける、
この楽しさが分かってきたなら、蝶として一人前です。
もう二度と
自我のカラをまとうことはありません。
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