「内なる耳」
今日から数日間にわたって、
「公開セミナー」のようなブログにさせて頂きます。
いわゆる「通信教育講座」のようなツールとして
ご活用下さい。
今日のタイトルは「内なる耳」です。
今まで「内なる目・第三の目」を開くということに関しては、
よく「覚醒」のツールとして
登場しましたが、
「内なる耳」を発達させることは、
もっと大事だと分かってきました。
「はじめに言葉ありき(コトタマありき)」
だったのですから・・・。
「内なる耳」という、この重要な情報を
「上」から(特にアメノコヤネノミコトから)頂いたことに、深く感謝する次第です。
今日も
ものすごく長くなりましたが、休み休みしながらどうぞ。
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あなたが「これぞ自分」「これが私」
と思い込んでいるもの、
それこそが
全部「自我」です。
それらは「かき集めてきた要素」の固まりで、
実は、それを観察している静かな「意識の側」が真のあなたです。
今一度、
この真実に立ち返って、
「観察意識」「気付きの意識」としての
自覚&覚醒を
どうぞ保って下さるよう
お願い致します。
私たちは、
様々な習慣・信念・思考・ファントムなど、
「複雑な組み合わせ」を「肥大化」させて、
実にリアルな存在として発達させてきました。(ファントムは、幻・幻影・幽霊という意味)
これらの「複雑な組み合わせ」から、
私たちは「自分個人」をつくったのです。
ちょうど砂粒と水だけでできている
「砂像」のようなもの。
自我にとって、
砂ツブは光のツブ、水は感情といえます。
でもあなたが(もしそれを望むなら)、
「固定的な自分個人」を解体して
自由に好きなように
砂ツブに戻って、はばたくことができます。
解体するには、
複雑な組み合わせの「部分たち」があなたに訴えている「それぞれの言い分」を
耳を澄まして
聞いてあげることが必要です。
そして、色々な部分たちの
主義主張に耳を澄ますことができるように、
虚空や神々は、
私たちに【内なる耳】を
与えたのです!!
【内なる耳】を澄ますことは、
観察意識としては、とても重要なことです。
部分の全てに
耳を澄ますことができるのは、大いなる「全一の観察意識」だけです。
「観察意識・気付きの意識」としての自覚を
保って下さい。(=全一愛の自覚)
愛で観察し、愛で気付くのでなければ
【内なる耳】は閉じてしまいます。
先ずはとにかく、
例外なく
全ての人の内側が、
「沢山の自我部分」
から出来ていること。
それは「真の自己」
ではないことを
知って下さい。
それは全員において
等しく共通な事実ですが、唯一、違いがあるとしたら、
そういう事実を
ハッキリ理解している人か、理解していない人か、の違いです。
そこが
「覚醒者」と「不覚者」の分かれ目です。
「な~んだ!それだけの違い?」
という声が聞こえそうですが、はい!そうです。
覚醒者は、常に【内なる耳】を研ぎ澄まして
「繊細な気付き」の状態にあり、
感受性が
豊かですが、
不覚者は、「外なる耳」だけを使うので、
「無意識」かつ「鈍感」です。
全ての方々の中にある「沢山の自我部分」は、
お互いにコミュニケートしていることも、していないこともあります。
ある部分は、
他の自我部分とコミュニケートしており、
ある部分は
していません。
それは部分同士が
分断されているからです。これが【葛藤】の始まりです。
フロイトが言ったように、
【葛藤】こそが「苦悩の源泉」です。
昨日のブログにも書いた【葛藤】とは、
一つの自我部分が、他の自我部分とケンカしている状態のことです。
それを【両極分断】【二極分断】と呼びますが、
あなたの意識の中にいる「様々な自我部分」が
それぞれで
ケンカしあっているならば、
そういう自我同士は
【バリア】を張って分断しているわけです。
【バリア】を張ってケンカし、
あなたの中が内部闘争の状況になっている、そのことに
ちゃんと気付けるような
繊細な【感受性】を取り戻すことが必要です。
その為にも、
【内なる耳】を
発達させることです。
※【バリア】に関しては、後日
丁寧に書きます。
ここで、感受性の「鈍化」に関する
一つの例を挙げます。
仮にあなたが
「心底から泣く」ことができなくなっているとします。
これは、何らかの理由で
【感受性】と【傷つきやすさ】が閉ざされてしまったからです。
ですから当然
【内なる耳】も閉ざされていきます。
そうなれば、宇宙や
他の人からの【愛の声音・素の音】が「聞こえない」ので、
いつも
愛に飢えた感覚になります。
もし、何かが聞こえても
「外側の耳」だけで聞く。
そうすると、
責められている、非難されているとさえ感じるのです。
そして、心底から「泣けなくなった」理由としては、
色々あるでしょう。
例えば、泣いた時に
すごく恥をかかされたり、
男の子だから(あるいはお姉ちゃんだから)
「泣くもんじゃない!」と𠮟られたり、
泣いた時に
「もっと泣くようにしてやろうか?」と脅されたからかもしれません。
そうなると、
【泣いてしまいそう】な状況の中でも、それに耐え抜いて、
泣けなくなるという
自我部分が「発達」
します。
泣かないぞ!と【バリア】を張れば、
自我(ゴルディオスの結び目)も固くなります。
そして他の人からは
「強い人間だ」と認識され、
もう、あなたは
「偽の強さ」から抜け出せなくなるでしょう。
他にも、あなたの内面には
沢山の群衆のような「自我部分」が居て、
それら群衆の「内的な関係」で構築された
「ひとつの社会・ひとつの世間」が出来上がっていることをご存知でしょうか。
あなたの中で
自我同士が「社会&現象」を作っているのです。
実は、あなたの外側に見える
「一般社会・世間」は、あなたの「内的な自我による社会現象」、
つまり
「ファントム・コミュニティ現象」を
外側へ投影して見ているだけなのです。
あなたの内面に居る
「沢山の自我部分」たちが、
それぞれの存在に気付くようになって、
他の自我部分のことも意識できるような繊細な【感受性】を取り戻し、
他の自我部分のことも受け入れて
【融合】できるような「より高い全一愛の意識」になること、
これが
今なすべき最低限の事です。
もし本気で望むならば、あなたは
ファントム・コミュニティのメンバー(自我部分たち)のことを気付き続け、
繊細な【内なる耳】を
発達させることができるのです。
「意識の完全自由」を
あなたが取り戻すための第一歩は、
【気付く感受性】
です。
【内なる耳】の感受性があって初めて、
自分の中の
「自我部分たち」に気付くことができ、
ますます【内なる耳】を開いて、
自我の信念や言い分を詳しく知ることができます。
そして自我部分を見つけたなら、
ようやく全一なる意識の中に「統合・融合」できます。これが自我の解体なのです。
あなたの中に、
どんな自我ファントム(幻影・幽霊)たちがいるのでしょうか?
それに気付くには、
たとえ一瞬でもいいから
正気(=覚醒)を保ち、
「観察意識」に戻り直って、
【内なる耳】を
開いて下さい。
今、自分の内面がやっていること、
今、内面で起こっていること全てを、ただただ静かな愛で「観察」して気付くことです。
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