「自分“が”生きている」などと
（偉そうに）思っていないですよね？

私たちをはじめとする全ては
虚空から「創られ、生かされている」ことを忘れてはならないと思います。

「自分“が”」独力で生きているなど、
完全に妄想です。

本当の現実（真の一瞬一瞬）を見る神目（第三の目）が
閉じていると、このような妄想を見続ける。

頭の中の妄想しか
見ていないのがエゴ。

本当の喜びあふれる現実を見ることができるのは、
内なる中心（ゼロ）の意識だけ。

エゴは集団催眠にかかっており、
いわば術をかけられています。

比較を指示する催眠術です。

何かと何かを比較するよう、
そして、どちらかを否定するように操作され、仕向けられています。

自分自身を否定するか、
他者を否定するか、

そういう否定ゲームに虚空の命を使っていると、
いつまでたっても真実（今という現実）に気付かず、ちゃんと目が醒めない。

私たちは
虚空の「祝福」から生み出された「純粋な意識」です。

それが真実です。

であるから、私たちの本質もまた
虚空とおなじく「祝福」によって何かを生み出すようにできています。

そのことに「命火」を使うようにしていくと、
人生が全く違って見えてくるのに。

どうでもいいことに
これ以上、貴重な命火を使うなかれ！

今、あなたに与えられている
「純粋な愛の時空間」、

それは「自分個人“が”」
創っているわけではありません。全ての瞬間を虚空が創っています。

虚空（無の空間）からギフトされた
この「美味しい瞬間瞬間」をありがたく喜び、

ちゃんと味わって
消化（昇華・気化）することが、
ギフトをくれた虚空への
恩返しです。

ただ虚空は
恩返しなどしてほしいわけではなく、

私たちがいかに
喜びいっぱいで生きているかを見たいだけ。

なぜなら、虚空は私たちの母だから。
この母の気持ち、子（個）知らず・・・ですが。

もし、あなたにとって「今の日々」や「今の自分自身」というギフトが、
さほど「おいしい♪」と感じないなら、

それは虚空が
「変な味」のもの（変な質の瞬間）をよこしたのではなく、

自分の味覚が変なだけ。

激辛・激甘ばかりを
好んで食べてきたから、繊細さに欠けた味覚になってしまい、

どんな上等な「瞬間」や「日々」を
目の前に出されても、

「平凡な味。ツマラナイ味」
という分析になってしまうのです。

普通で、単純で、シンプルで、
どこかちっぽけに思える日常・・・・、

その一瞬一瞬が
虚空の「アクセスポイント」（ギフトポイント）ですから、

あなたがちゃんと
その瞬間を繊細に楽しんでいるなら、

その楽しい一瞬一瞬の中から
「次の料理」「次の次元」が生まれ、

ますます楽しく
味わえることになります。

重要なことは、人生において
自分が思う「理想的な何か」「おいしい何か」を成し遂げることではありません。

「覚醒した自分」とか、
「サイキックなことができる自分」とか、

「神の声が聴ける自分」とか、
そういう「自分づくり」を望むなら、いまだにエゴが肥大化しつつある証拠です。

どんな自分というカタチだろうが
関係ない！

そんな表層などどうでもよく、
自分の根底に流れている（与えられている）絶大な愛の豊かさを味わうこと！