京セラの名誉会長である稲森和夫氏が、
「意識の本質」のひとつでもある「謙虚さ」に関して、以下のようなことを鋭く言っておられました。

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この稲森和夫という男は、
経営者として成功している。

しかし、それはA氏でもB氏でもC氏でも、
誰でもよかったのです。

たまたま稲森和夫という男に、
天が才能を与えただけです。

社会全体を立派にしていくためには、
そういう才能を持った者がいなければならなかったからです。

そういう才能が世の中全体に必要だったから、
神がくれただけです。

ただ、繰り返しますが、稲森和夫じゃなくても、他の誰でもよかったのです。
たまたま、この私が受け取らせて頂いただけです。

それなのに、段々と傲慢になり、威張り始め、
「俺は才能がある。運もいい。頭も優秀。だからこれだけのことを成し遂げた」
となってしまうようではダメです。

天は才能を与えているけれども、
それは世のため、人のために使えということなわけで、

「俺はもっと給料をもらってもいいじゃないか」と思うのは、
とんでもない話です。

いくら、立場や役割が偉くなろうと、それで満足している場合ではなく、
ますます「謙虚」でなくてはならないのです。

世の中には、頭のいい人、学問ができる人、肉体労働パワーの強い人、
色々といなくてはなりません。

それがたまたま
「あなた」だったからといって、
偉そうにするものではない。

もしかしたら、今こき使っている「部下」に
その能力が与えられていたかもしれない。

今、あなたがバカにしている「あの人」が、
その才能を得ていたかもしれないのだから。

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あなたの中で眠っている能力、
与えられていることにさえ気がつかない才能、

それらは「全体に貢献します」という意志にそって「実践精進」していないと
発芽もしませんし、発展もしませんよ！！！

そしていつまでたっても発芽しないのは、あるいは発展が止まってしまうのは、
才能の種子を硬いカラでおおっているから。

この硬いカラ・・・・
他でもない、これが自我です。

そして、
他者のためにという「迷いなき愛の思い」が無い場合、才能の種子は発芽できず、
いずれ他の人に「譲渡」されていきます。

今の能力を
自分のものだと
思っているかもしれないけれど、
あなたの独占所有物じゃないのです。

天は、あなた以外にも「スペア」を
二人ほど用意しています（笑）

だから安心して
自我まるけで生きていてもOK。宇宙には何の影響も無いから。

愛の奉仕実践をワクワクして行う人にのみ、
その種子を手渡すのです。

種子が手渡される瞬間
「ビビビッ」という衝撃を感じることがあります。

それをこの世的には
発明の瞬間とか、
直観とか、
アイデアが降って湧いたという瞬間になります。