私たちは空（くう）なる意識です。
そして空は受容が土台になっています。いっさいの拒絶をしない無条件の愛が土台です。

生命の内なるスペース空間（空・ゼロフィールド）は、
受容という女性性の質と、意図（天意）という男性性の質の両方です。

私たちが今ここに存在させられているのも、
スペース空間の中に受容されているから。

もちろん、テロリストでさえも、殺人鬼でさえも、
等しく受容されています。

ちょうど、お釈迦様の手の上で、
孫悟空が目一杯ツッパっているみたいなもの。

現在で何者であれ、いかなる者も、
いつか必ず変容し、進化することを「空」は知っているから・・・。

私たちの内なるスペース空間にも、外側の現実スペース空間にも、いっさいの拒絶という質はなく、
何の裁きもなく、優劣ランキングもなく、
大きな大きな受容性となって包んでくれています。

しかも、「こんなに受容してあげているよ」などと、威張っていない。ひけらかしてもいない。
まさにイキイキした沈黙の受容です。

なぜ、私たちにとっても、この受容するという機能が大切なのか？
その理由はシンプルです。

私たちが内的な探求をする途上で、自分の人格・性格の不愉快な側面に気づいた時、
つい無意識にソレを隠したい誘惑にかられるはずです。

不愉快な事実に直面するのを避け、
あるいは気付かないようにして生きる、それがほとんどの人が行なっていることです。

でも、気付かないでいる限り、
そこが直ることも、変容進化することもありません。

自分を真摯に見つめ、スピリチュアルな道を歩む様々な段階で、必ず浮上する感情やフィーリング、
それはちゃんとした理由があって浮上します。

もし、それをあなたが避けたり、脇に追いやったり、抑えて隠そうとするなら、
「私はもうこれ以上は、先に進みたくない」と言っているのと同じです。

そうなれば、内なる旅は拒絶され、止まってしまいます。
対象が何であれ、あなたが何かを拒絶するとき、自己探求と変容への扉は閉ざされます。

チャクラも閉じてしまい、７つの身体には不調和が起き、
人生の様々なジャンルにも不調和が起きます。

でも、受容はそれら全てを変容させます。自分の中の、無視したり否定したくなるような側面も
ちゃんと抱き入れていくことが必要なのです。

それが受容の愛です。

あなたがすでに熟知している人間的な性格としての「意識」から、
全くなじみのない神愛の「意識」に移行する時には、「混乱」「混沌」を通過するのは避けられません。

古い考えが支配権を失くし、新たな可能性が生まれるのは、
ドロドロの混乱状態となったスペース空間の中からなので！（ドロからハスの花が咲く）

変容にとって不可欠な受容という本質を用いること、
それが「意識を使う」という意味です。

受容が大事な理由は他にもあります。

受容という本質を使うことは、
７つの身体の「免疫システム」を機能アップさせます。

７つの身体の調和と健康は、
受容を通してこそ保たれるのです。

この受容という本質が働いている時は、私たちは裁くことも検閲することもなしに、
内面を見ていくことが可能になります。

そして、見ることができたなら、気づくことができたなら、
即、変容し始めます。

この受容は、私たちのスピリチュアルな旅（神ながらの道）の第一歩であり、
最も基本的で重要な一歩です。

他のことは全て後からついてきます！