剣(三種の神器)
スピリチュアルな叡智情報としては、
古事記の原書は
なかなかの充実内容だと
感服します。
まさに、精神世界の手引書です。
その中から今日は、
三種の神器(鏡・玉・剣)のうちの
「剣」に関するものを書かせて頂きます。
先ずその前に、
皆様が持て余しがちな「感情」のお話しから
始めなくてはなりません。
人間が味わう感情的な「ドロドロ」は、
決して忌み嫌うものではなく、
人の内面の進化のための、
「肥やし」となるものです。
古事記では、
「肥やし」の世界を「根の国」とも
呼んでいます。
ただ・・・・
「肥やし」そのものは、
自ら進んで
己れを具現化することが出来ない
という性質を持っています。
どういうことかと言いますと、
肥料それ自体が、
おのれだけで固まっても、肥料の域を出られず、
決して立派な大根や人参になることが出来ないわけです。
(想像すると笑える)→うんこの大根!
肥料は肥料、
ドロドロはドロドロ、
どこまでいってもそれだけです。
したがって、肥料それ自体は、
必ず「生の力」に頼らねば、
本物の大根や人参という
美しい作物にはなれないのです。
古事記では、「肥やし」の世界、
つまり腐った感情だらけの
暗いドロドロ世界(根の国)にいつまでも停滞せずに、
サッサと「今ここ」に立ち帰り、
現実世界の創造主として
とっとと生きることが、
「生の力」を持つ者の意欲であるべきだと説いています。
ここで「剣」の意味が出てきます。
鏡や玉と違って、
現実の「生の力」を現すものが「剣」です。
現実世界は、
弥栄の意に沿って、
一瞬たりとも停滞せずに
発展する次元です。
常に事物は移ろい、
生の変化が素早く、
いっときも止まらないため、
私たちも、
事物が移ろう以上の急速力(スピーディさ)でもって、
直感的に
サッサと行動せねばなりません。
現実世界とは何か?
それは「一刀両断」にサッサと進み行く力、
「急行」の義です。
これが「剣」の意味するものです。
それは、感情のドロドロ世界、
甘い情のベタベタ世界から足を洗い、
サッサと今ここを
生きる義です。
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