あなたは、真の自己、
本当の自分を知る前に、
肉体の死を迎えてはいけない！
人生を終えてはいけない！

周辺部品としての
自我の轍（わだち）
に入ったまま、
自我ラジオに入ったまま
現実界から去ってはいけない！

あなたが真の自己を知るまでは、
誰のそばにいようが、
たった独り（オリジナル）
という覚悟で生き、
危険に生きる勇気を
持って下さい。
それが霊的な真の大人になるってことだからです。

生まれてから培った自我の習慣は、
なかなか壊れないものです。

子供の時のあなたは
無力でしたから、
世間的な大人たちによって、
「良かれ」という理由で、
あれこれと
条件づけされてきました。

ある意味で、
子供が自分の本質に
気づくことがないように、
彼のスピリットを抑圧して、
偽の自己（アイデンティティ）を
与えてきたのです。
型にハメてきたのです。

天使のような意識の本質が消え、
単なる世間的オジサンに
なってしまったりしている。

しかも、あなたの両親、
あなたの先生、
あなたの指導者という
世間的な大人たちもまた、
あなたと同じような
条件づけをされているのです。

今のような人格を与えられて、
いつまでたっても
真の自己（＝意識）としての
気付きが起きないまま、
その貴重な人生を
終えていくのです。

意識スピリットの代替えとして、
子供たちは皆、
性格や人格（自我）を
与えられてきたのですが、
そのような偽の自己は、
それを与えた人々の中でしか
役に立ちません。

もし、あなたが
感覚的に
独りになった瞬間、
誰のエネルギーとも離れた瞬間、
偽の自己（周辺部品）は
出る幕が無い・・・・・。

偽の自己（ラジオ）が機能しない時、
あなたは中心だけを感じることができ、
もともと在った本質（真の自己）が
開花し始めようとします。

真の自己（無私・愛）は、
あなたが「独り」になって初めて
顔を出せるのです。

そのため、ほとんどの人の
性格としては、
独りになるのが怖いはずです。
個人的アイデンティティこそ、
大切な宝であり、私らしさなのだと
勘違いしているから。
レリゴー♪（レット・イット・ゴー）を勘違いしているから。

独りはイヤであり、
何らかの仲間に所属していたがる。
すぐに「きずな」を
結ぼうとする。

そのくせ、無条件愛で
融合する気や
受け容れる気は、サラサラ無い。

しかも、ひとつどころか、
沢山のグループに
所属したがります。
家族グループ、友人グループ、
趣味グループ、etc・・・。

ずっと独りの意識で生きるなどと、
考えるだけでも
気が変になるかもしれない。

でも、独りの意識は、
「真の自己」に気づくチャンス。
偽の自己は、
世間の群衆なしでは存続できませんが、
本物の自己（純粋な意識）は、
群衆なしで存続できるのです。

瞑想は、つまるところ、
沈黙して独りでいる勇気
のことです。従って、
瞑想は、ニセモノを崩壊させて、
本物に出てきてもらう
ためのものです。

そして、あなたはすでに
最初から本物であり、
幼少期から与えられてきた人格など
ニセモノです。

いつかどこかで
崩壊するようなものや、
奪われたり、
失うようなものなら、
所詮はニセモノだということです。

あなたが独りになって、
「無」の意識である自分に
しっかり気がついたなら、
あとは早い・・・・。

ですから、独りになって、
思考や感情反応が
消え去ったとしても、
怖がる必要はありません。

あなたは、
失う必要があるものしか、
失わないのです。
そして、なるべく早いうちに、
ニセモノ（自我）は失ったほうがいい。

なぜなら、
長く所有すればするほど、
頑固になり、
図太く強力になるからです。