あなたが「自他の区分」
という考えを持つと、
肉体のアウトライン（皮膚）の
内側だけを自分だと思い込みます。
皮膚より外側を
完全に「他」だと思い込みます。
（そうではありませんか？）

それは確かにそうなのですが、
自他一体愛の境地、つまり
万物一体愛のエクスタシーを感じるには、
皮膚の外側の空間から
流れ込んでくる愛を
自他の区分を超えて
受容しなくては始まりません。

受容し、それを感じることで、
愛の円環が起こるのです。
愛と喜びといったような至福は、
「感じる」ことで得られるのです。
共振し、共感することで
得られるのです。

そして、頭を使って
考えているとき、
あなたは絶対に
「愛を感じる」ことが
できないのです。

あなたは、
分析や解釈といったような
「考えること」をやめなさい
と言われると、途端に
どうしていいか分からなくなりませんか？
思考無しでは、
一体どうしたらいいのかと、
途方にくれませんか？

仕事をしている時なら、
途方にくれることもないけれど、
少し余裕ができたときや、
全くのプライベート時間
になると本当に困ってしまう。

だから、ついつい思考に走る。
またしても分析に没頭する。
判断におぼれていく。
いつもいつも考えてしまう。

でも今後は、考えるのではなく、
愛を感じるほうに
意識を向けて下さい。
つまり、愛を受容するのです。
愛を受け容れる
（＝受け取る）のです。

あなたの周囲の
四方八方（全空間）から、
愛をいっぱい受け取って、
じっくりと感じる
ようにして下さい。

この「愛の受容」は、
少しばかり練習を積まないと、
すっかり忘れてしまっています。
受容しないから、感じられず、
愛の喜びに鈍感になっているのです。

私たちは、こんなにも
周囲空間から深く
愛されているのに、
それが全く感じられないとしたら、
あなたが受容していない
だけなのです。

空間は光だらけ。
つまり愛だらけ。
叡智だらけ。
メッセージだらけ。
内も外も、３D空間の全てが、
あなたの真の聖母だ
ということをお忘れなく。

見えない空間が、
ナント
創造の全母なのです。

あなたという意識は、
今ここ以外のどこにも
愛を探しに行かなくていいし、
愛をゲットしようと
触手を伸ばさなくてもいい。

向こうの山に
登ろうとしなくていい。
その頂上を目指さなくていい。
「たった今」という
「谷底」にいればいい。

この谷底が、
受容（＝深い死）と
新生（＝創造）の
ゼロポイントなのですから。

そうすると、この谷底をめがけて、
四方八方から愛がいっぱい入ってくる。
あなたがいる谷底は、
豊富な愛でいっぱいになる。
高次のメッセージも、
その愛に内包されて入ってくる。
それを大いに受容し、
全面的に感じて下さい。

このような
最高の至福の境地である
「自他一体愛」（万物一体愛）という
真のSEX
（タントラ、タオ、かんながらの道）
を経験するにあたっては、
皮膚を緊張させたり、
突っ張らせるのではなく、
皮膚をゆるめ、細胞をゆるめて、
周囲の空間から
流れ込む愛を受容して、
ちゃんと感じるようにしていって下さい。

皮膚という自他区分の「ドア」を 
開くのです。そして
自他の区分による
闘いゲームをやめて、
境界線の皮膚をやわらげて、
自と他に分断していた空間を
「地続き」にして下さい。

あなたの「内側空間」と
「外側空間」とを
地続きにするのです。
そして、四方八方からの
流れ込む愛を受容して
感じて下さい。

いまだに、自と他の区分を外さず、
自他で闘っている方、
あるいは優劣を競っている方は、
自他一体愛の境地には至れませんし、
その宇宙的なエクスタシーを
感じることができません。
だから、不幸だし、不満だし、
誰といても孤独なのです。