思考や言葉や感情や気分は
決して創造主ではなく、
創造された側の半物質
に過ぎないのですから、
あなたがそこに同化しなければ、
自然に消えてしまいます。

真っ先に、頭の中の言葉・言語
が消え去ります。
自我のマインドが消えるのです。
ただ単に放置しておくだけで
消滅しますし、
その言葉に引っ張られるようなら、
単語と単語のスキマである「無」に
意識を向けると消え去ります。

言葉・言語という自我が消えると、
次に気がつくのは、
気分やフィーリングや感情
のような波動です。
ここにも接続せず、
一体化しないで下さい。

あなたの気分や感情が何であれ、
それが起こるにまかせる。
ジャマだと感じたり、否定したり、
抑えたり、逃げたり、
どうにかして浄化しようとか、
取り除こうとして闘うならば、
ますます接続が強まります。

接続が強くなるだけでなく、
感情と気分に関する「思考」が
また始まっていくのです。
感情に関する解釈が始まり、
またしても精神分析のような
「言葉・言語」が現れてきます。

そして、精神分析には
終わりがありません。
統合も融合もなく、
ただ細分化していくだけであり、
複雑化していくだけですから、
途中放棄するか、そうでなければ
狂っていくだけです。

考え始めると、あなたは再び、
思考というマインド・コントロールの
支配下に入るのです。

気分やフィーリングや
感情について、
何か言ったり、
考えないことです！

「これは私の感情だ」
「これが今の気分だ」
とさえ言わなくていい。
もちろん、そんな感情が
なぜ湧いたのかさえ、
原因追究しなくてもいい。
分析をしなくていい。

考えればキリがないのです。
そして、出口のないループに
入っていくだけです。
これをゴルディオスの結び目
と言います。

思考の神経束が
キッチリと固いロープのようになって、
ガチガチの結び目を頭の中に
作っていきます。

この結び目は、
終わりのない底なし地獄ですから
分析も、解釈も、いっさいの
理屈も理由も抜きにして、
感情・気分・フィーリングの
波動を丸ごと受け容れていって下さい。

その波動の受け容れのあとに、
もしあなたに必要があれば、
気付きや理解が訪れます。

その波動が過去のものだったと
気づくだけでOKで、
そのまわりに言葉を
作り出さないことです。
名称や形態さえも
与えなくていいのです。

その波動の名前すら
知らなくていいし、
どこへ行くかも知らなくていいし、
わざわざ言葉の制限、
マインド＝自我＝過去と過去世
の支配下に入らなくていいのです。

マインドの中に入って、
過去を繰り返す必要が
ありませんから、。
その誘惑に乗らないことです。

ブッダさえも覚醒する寸前に、
この誘惑が流れてきましたが、
そこからの接続を断ち、
離脱できたからこそ、
真の自己が何者でもない「虚空」
という純粋な無（ゼロ）
であることに気付けました。