年末まで
ブログはアップ致しますが、
今日が、
今年最後の長文でしょうか・・・。
２０１６年の最終〆であり、
新年への発信土台です。

生きているだけで価値がある
という基本的な尊厳、
これをベースにした上で、
人の尊厳は
ますます「進化」することができる。

ただ残念なことに、
あなたが子供時代に、
所有の中心を「自分」（自我）だと
思いこんだことが、
個としての尊厳の進化を
かなり遅らせる結果になっています。

それはなぜか？
尊厳を持ちたくても、
自我の土台になっているのが
「無力感」という感情だから、
どうしても尊厳を持てないのです。

自我が芽生えて、
私たちが最初に感じる感情が
「無力感」である
という事実を
知っている人は、
とても少ない。

子供時代の「自分」は
無力感でいっぱいで、
この無力感を土台として、
何でもかんでも外側から集めて
所有するようになったのです。

ですから、所有の中心（＝自我）を
自分だと思っている限り、
無力感は消えません。
今のあなたも、その延長にいませんか？

だからこそ、
無力感だらけの自我を
中心として生きるのではなく、
天意を意図する意識＆
観察する意識を中心にして
独りとなって
生きて頂く必要があります。

色々な言葉や思考に
のまれることなく、
それらを目撃する地点に、
「あなた」を確立して頂きたいのです。

分かって頂きたいのは、
あなたは無力感なのではなく、
無力感（自我）が
あなたのフリをしているという事実！

「何人たりとも、各自の尊厳を侵されてはならない」
ということが腑に落ちるのは、
人に「意識」があるからです。
意識が無ければ、
何も理解できない。
意識覚醒こそが、
私たちの自由と至福の証しです。

人という生命存在において、
気付きの「意識」がなければ
真に生きているとは言えず、
ましてや、
生きているだけで価値がある
という基本的な真理など
理解できるわけがないのです。

人という生命存在は、
先ずは「無意識な状態」の
自我として生き始めるしかないけれど、
やがては各自で
意識をハッキリと覚醒させていくという
「意識的な進化」が始まります。

ただし、ここから先は
自由選択の領域です。

別にあなたが無意識のままでも、
人という「種」としての
集合的な進化は起こる。
無意識であっても
種の進化はあるが、
それは今までの
過去の人種とそんなに変わらない。

ですから、
集合的な人種の限界よりも
先へは進めない。

意識的な個の進化というものは、
あなたが選択した時にのみ、
開始される。
そして、多くの人が
その選択をしないで生きてきた。

それは結果として、
非常に緊張した状況に
追い込まれることになった。

行くべきところ、進むべきところが
分からなくなり、
かといって、
ある程度は進化してしまったため、
完全なる無意識だった頃の
自分（子供）には戻れない。

ですから、もう
進むしかない！

意識的な取り組み無しには、
あなたはもう進めない。
もはや、無意識の要素を持ったままでは、
つまり、意識的な観察を怠った状態では、
あなたの意識の進化は起こらない。

あなたが意識の進化を決めると、
そこから先は完全に
「個」としてのプロセスになる。
これは人としての最高の冒険なのです。

意識が覚醒せず、
無意識な状態の時には、
ただ人という「種」だけが存在し、
「個」の尊厳は全く存在しない。
覚醒した意識だけが、
真の個（真の自己）を創る。

意識の進化の可能性は、
完全に各自の自由選択にかかっている。
私たちは、
自分の意識の進化に対する責任を、
自分以外の誰にも
押しつけることができない。

それなのに、私たちは逃げてきた。
自分自身の進化に対し、
その責任を
「チャネラー」「占い師」「教祖」
「スピリチュアル・リーダー」
に負わせてきたのだ。

自分が責任を取らなくてすむように、
自分の外側に
「神社の神々」「寺社の仏様たち」を
作り出して、依存してきた。

神仏やチャネラーを信じない人は、
ドラッグ、お酒、ギャンブル、
などの快楽を使って、
意識を覚醒させる責任から
逃げようとしてきた。
無意識な状態を選択してきた。

いずれにしても、
自分以外の別の所に
責任を置いてきたのだ。

こうやって責任から逃げている限り、
あなたの意識は未熟なまま覚醒せず、
何の解決にもならず、
肉体死するまで
問題を後回しにするだけだ。

あなたが
「自分自身には進化の責任がある」
と気づくならば、
無意識を通じての
逃避はしなくなる。
気づくということは、
責任の全てが
自分しだいだと理解することを意味する。

そして、責任から逃げない
冒険者たちには、
惜しみなく恩寵がもたらされる！！