公平な分かち合い
「公平な分かち合い」という表現も、
ほとんどの人が勘違いしています。
たとえば、会議室でミーティングをしている10人の人がいて、
コップ10杯のお水がポットに入っている時、
おそらく各自に対して
均等に一杯ずつ配ることが
「公平な分かちあい」だと信じていませんか?
それは頭が信じこんだ観念であって、
真の意味での公平とはちょっと違うのです!
「虚空」から起こる公平な分かち合いは、
私たちの観念を超えた実に完璧な分配と采配なのです。
それはこういうことです。
その瞬間、Aさんは、お水など全く飲む気がしない。
Bさんにとっては2杯ほど飲みたい。
Cさんは半分くらい、Dさんは三分の一ほどで、
Eさんはどうしても5杯飲みたい、といった具合に、
各自が変な遠慮をせずに自らの素直な欲求に従った時、
誰にとっても不満がないように、
そして一滴のお水のムダもないように、
ピッタリと配られてしまうのです。
お金の配分も理屈は同じで、
その瞬間、お金の出入りを全く必要としない人もいれば、
その瞬間に起こる必要がある人もいる。
その人に応じて、コトが運ぶように出来ています。
それを、天の意向にさからって、
やたらと個人的な我欲だけで獲得所有した場合、
いつかどこかで必ずバランスされて、
支出として流れ出ていくだけのこと。
これが「虚空」の計らいです。
欲しい人にとっても、そうでない人にとっても、
全員の欲求どおりにコトが運ぶように出来ています。
不幸なことに現代人は、
何でもかんでも可能な限り沢山持っていること(独占所有すること)が
「豊かさ」だという間違った概念に毒されてしまったために、
素直で自然な欲求の感覚が
機能しなくなってしまいました。
素晴らしい直感や感性が
全く麻痺してしまったのです。
本当は全く必要がない時でさえ、
頭だけは何かを過剰に欲しがり、
結果としては常に不足感しか感じられなくなってしまいました。
本来、自然界のあらゆる全ては、
「虚空」の計らいによって、
「需要と供給」の調和が必ず取れるように創られるのです。
そのバランスを崩すような
「独占所有」のための闘争を続けてきたのは、
人間の低い意識ゆえだったのです。
その意識のままであれば、
結局は、自分の首をも締めることになるのだと、
そろそろ気づく時に来ています。
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