私たちは、特別な力や不思議な能力を

外から得ようとしなくても、

内なる中核の意識こそが、

すでに全てを超越した特別な力なのだと

知っておいて下さい。

お釈迦さまがサイキックな力を得ることを禁じたのは、

特殊な力を欲しがること自体が

「自我の優越欲求」だからです。

真のサイキックな力は、あなた個人が獲得しなくても、

純粋な意識から自ずと発揮されるようにできています。

平等な全体愛ということが

自我はキライですから、

しかも自我は自己評価が低いですから、

何とか自分は特別な者であろうとします。

「人を助けるために」という美しい言葉で飾っても、

「特別な才能を発揮する自分でありたい」という動機が

自我メカニズムとして隠れているなら、

大した貢献はできません。

私たち全員の「内なる中核」には、

例外なく純粋な意識があり、

眠っているか、醒めているか、その差しかありません。

純粋な意識が常に１００％醒めているだけで、

「光の柱」（光の体）は輝きを増し、

世間の波動をも変えていきます。

私たちは、生きている限り、

何をしていようがいまいが、

意識を覚醒させていることが大切なのです。

あなたが目のまぶたを開けているにもかかわらず、

内なる意識が眠っているのであれば（無意識であれば）、

「創造神の不在」となり、

「変化発展の中断」になります。

常に中核の意識として、

明晰に醒めていて下さい。

思考を超えて、精神を超えて、

最上位（＝最奥）を自覚して下さい。

全てと言うからには、文字通り全てですが、

全ての思考や全ての感情の奴隷になるのではなく、

必ずそれらのマスターであって下さい。

そして純粋な意識というマスターは、

何ひとつ「裁き」をしません。

決して１％の非難もしません。

スケールの大きなふところに、

あらゆる思考や感情を

そのまま１００％受け容れるほどの

愛の意識なのです。

いったん覚醒した人でも、

慢心して気を抜くと、

たちまち無意識になってしまい、

自らの呼吸によって自我を吸い込みます。

「ええ～？常に意識的であれっていうことですか？面倒くさいですね」

と言う方もおられますが、

むしろ今までのほうが

もっと「怠惰」であったのです。

霊的な進化（意識の進化）に関して、

勘違いな方向へ走ったか、

完全に怠けてきたのです。

仕事をサボるとか、そういう怠惰のことではありません。

「意識の覚醒」をし続けるというスピリチュアルなエクササイズを、

これからの日々では決して怠ることのないようにして下さい。

大らかに優雅に覚醒し続けて、

全体愛の意識でいるだけで、

呼吸のたびに、

あなたは拡大進化します。

意識を眠らせているならば、

呼吸のたびに、

ますます世間の思考でいっぱいになって、重たくなっていきます。