（よほど中観が大切なようで、

連日アップし続けております）

ブッダいわく、

あなたの意識が一点（一極）ずつしか知らないなら、

それは正念の状態（究極の観察意識）ではない。

二点同時（ゼロ時）に知らなくてはならない。

あなたは自と他の双方を超えて、双方を統合し、

「生命の巡り」を観ないといけない。

その時初めて奇跡が起こり、

一方的な自我意識ではなくなる。

やっと全体愛の虚空意識となる。

たとえば、一個のオレンジを見て、

「これがオレンジだ」と知る。

オレンジは外側にあって、あなたは内側にいる。

あなたが意識を向けることによって、

あなたの中核から

純粋な意識エネルギーが発せられて、

オレンジへと到達し、そのカタチや色合いや香りとなる。

その情報がまたあなたの中核へUターンしてきて、

「それはオレンジだった」と知らせる。

知識や叡智は、例外なく、

この機能を通じて収集されます。

もちろん、あなたへのギフト全てが、

あなたへの富気（時）の全てが、

この機能によって収集されます。

普通、私たちの注意の方向は、

ついオレンジの方ばかりに向いてしまい、

そこで意識エネルギーが留まって終わることが多い。

つまり、「知る側」の自己を完全に忘れてしまう。

そんな場合、あなたの「知識」は

一方向の矢だけになっていて、

オレンジの方だけは指さすけれど、

自己を指さすことは決してない。

矢のUターンが起きて、

自己のほうへも指さすことがなければ、

意識エネルギーの

「循環」（生の巡り）が起きない。

これは、慣れないとなかなか難しい。

一方向に向かうことが習慣になっているから、

双方向に意識が向くのは大変かもしれない。

対象に向かえば自己を忘れ、

自己に向かえば対象を忘れる。

でも少し実践すれば、

徐々に双方同時に意識できるようになり、

錬金術が起こり、究極の自己が想起できるようになる。