NHKの大河ドラマの「花燃ゆ」、見ていない方も多いかもしれませんが、このドラマにも深いセリフがありました。

かつての放映で、高杉晋作が「ああ、面白うないのう。何をやっても面白うない」とふてくされて言うシーンがありました。

彼は家柄もよく、頭もよく前途洋々で、お金もある。素晴らしい仕事が今後の人生に約束されてもいる。

条件的には何も欠けていないのに、そして何かが気に入らないわけではないのに、それなのに、いかなる遊びをしても、何をしていても人生が面白くないのです。

その時、久坂玄瑞が言い返すのです。

「人生が面白うないのは、お前自身が面白うないからじゃ！」

これ、これ、これなんですよ！

外側の表面的なところや、見た目や、物質レベルの分量ばかりに意識を向けていたり、外側ばかりを追い求めている時、人は何をしていても面白くない。

内的な満足、つまり「真の自分自身」に対する好奇心と面白みを追究しないから、そりゃあ何をしてもツマラナイはず。

真の自己が覚醒せず、似たような古い自我のままで居続けるならば、内面が飽き飽きするのも当然です。

霊的な成長と発展進化なくしては、外側の豊かさがどれほど莫大であっても、心底自分自身を楽しむことはできません。

それは外側をどれだけ満たしたところで解決しません。